#9 渡邊賢太郎

#9 渡邊賢太郎

feat. 渡邊賢太郎

 

 

 

 

 

西本功貴とアンドチルによる共同企画 "&wear(アンドウェア)" 。

第九弾は熊本出身で、現在京都市内にてギャラリー「haku Kyoto」のディレクションを手掛ける渡邊賢太郎氏が登場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.  自己紹介をお願いします。

 

  

 

渡邊賢太郎 以下W )  京都在住で「haku Kyoto」というギャラリーのディレクターを中心に個人でもアーティストの展覧会の企画やキュレーション・ディレクションを行なっています。

元々服が好きということや自分の顔を広めるためモデル活動も行なっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.  アートに興味を持ったきっかけ

 

 

 

W ) 高校生の頃から映画が好きで、部活も体を壊して早々に辞めていたこともあって、放課後には良く熊本の街中にある映画館「Denkikan」に通っていました。
 
映画はもちろんですが、映画館という場所が好きで、不特定多数の人がなぜか様々な理由があって偶然同じ時間に同じ映画を一緒に見るという感覚が良い意味で変な感じだなと。
 
 
最初は映画館を作りたいなと思っていたんです。
 
 
大学で京都に来て全国各地に旅行に行く際に街のミニシアターの館長さんにもアポをとり「映画館作りたいんですが、どうしたら映画館って作れるんですか?」とたくさんの方に聞いて周りました。
 
みんなが口を揃えて「これからの時代、映画館は難しいと思うよ」と言われましたね。
 
約12年頃前ですが、Youtubeやレンタルなどで自宅で映画を見る人が多くなってきて映画館に時間を合わせて見にいくということが、多くの人の生活にフィットじづらくなってきたのが主な理由でした。
 

自分の映画館を開くのは難しいのかと思っていた時に、京都には身近に街のギャラリーが割と当時から多く好奇心もありよく出入りするようになりました。
 
京都には美大や芸大多いこともあり周りに絵を描いたり、カッコイイ物を作っていたり、そういう友達が自然と増えてきました。
 
 
自分も大学を選択する際に映画関連であればジャンル的に美大・芸大の方面なのかなと思ってはいましたが、周りに卒業生や現役で通っている人もいなくて、
 
在学中何を学んで卒業してどうなるのかイメージも湧かず他科を専攻していました。
 
 

友達と将来の話をしていた時に、「将来は絵描きになりたい」という夢を聞いてアーティストを職業として考える世界線は当時の自分にはなくて驚きました。
 
 
そこから、キュレーターやディレクターが職業としてあることも知り、あつかましいですが自分もアーティストの友人達のサポートしたいと思い、
 
学生時代からバイトで溜まったお金を資金に定期的に個人で展覧会を開いて今の土台を作ってきました。
 

そんな中で、haku kyotoのオーナー白鳥さんに出会いギャラリーのディレクションを任せてもらうことになりました。
 
 
早いもので、今年で3年が経ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. あなたが思う京都の魅力

 

 

W)  なんだかんだ、京都に出てきてもう10年が経ちます。

街がコンパクトで徒歩圏でいろんなところに行けるのは地元の熊本に似ている感覚があります。
 
街で遊べるのもいいんですけど、周りが山に囲まれていて休みの日にゆっくりしたいと思う時は電車で20〜30分揺られてよく山の方に行きます。

あとは、京都という土地だからこそ全国各地・海外など外から人が来て交われる機会が多いのもプライベートでも自分の活動してもいい環境ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.  あなたにとってChillな時間とその時のファッション

 

 

  

W )  自分が仕事とかでパンクしそうな時に自然に触れに行きます。

 

散歩程度にぼーっと何も考えない時間が一番chillな時間ですね。

 

決まったファッションは特にないんですが、鞄は持たずに携帯と財布・タバコだけ持って出かけています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. 2022年どんな歳でしたか?

 

 

W ) 今年は徐々に人の動きが戻ってきて、人と出会うのが仕事でもあり、自分の好きなことでもあるのでいい方向に向かっているのではないかと感じています。
 

自分が32歳で20代の頃はディレクター・キュレーターになるために手探りでがむしゃらに頑張ってきました。
 
 
これからの30代の頑張りでこれから先も自分がこの仕事を続けていけるか左右されると思っています。
 

今年も1年間通してどれだけいい仕事が出来るかを考えながら走り抜けましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.これから挑戦していきたいこと
 
 

W ) 今年からありがたいことにhakuのギャラリーにアシスタントもついてくれたのと、自分にも少し気持ちの余裕が出てきたので、個人名義での展覧会やイベントを今後増やしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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□渡邊賢太郎 ( ワタナベケンタロウ )

 

1990年熊本生まれ。

現在、京都を拠点にhaku Kyotoギャラリーディレクターを軸としてアートディレクター・キュレーターとして活動。

京都・下鴨の自宅兼オフィス108artworksにてアートワークのコレクション、西陣のTENSADAIでアーティストたちの作品の管理・販売を行なっている。

アートを鑑賞すること、生活空間の中にアートが取り入れられること、アートから様々な刺激を受けることを世の中に広く「文化」として定着することを目標に活動する。

 

企画する展覧会を通して、お気に入りの作家・作品を発見する機会を作り、作品の鑑賞や作品の購入・所有を通して、

アートシーンを盛り上げていく作家たちと人々のコミュニティの形成。育成を目指している。

 

 

 

 



Instagram


haku Kyoto(@haku_kyoto )

渡邊 賢太郎(@kentaro_108 )

 

 

 

 

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Photo&Text

西本功貴

 

 

 

 

 

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衣装

&Chill(アンドチル)

 

着用アイテム  

 

ROKX La Ligne Grise / Freece Mountain Jacket 

 

 ROKX La Ligne Grise / Freece Buggy Pants

 

 

 

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